黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
<< March 2020 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • 「変わらないもの、変わるもの。」成人式を迎えた皆さん方へ。
    深沢清 (01/03)
  • 今日見た夢の話 〜誇るべき先輩〜
    深沢清 (05/29)
  • 飲み屋のお姐さんに嫌われない方法〜嫌われる7つの振る舞いを避けよう〜
    光 (09/15)
  • 若者よ、失敗を恐るな。
    光 (07/06)
  • 新しいことをやる人々は、周りにエネルギーを与えてくれる。
    光 (06/25)
  • 新しいことをやる人々は、周りにエネルギーを与えてくれる。
    深沢清 (06/25)
  • ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全奇跡 前間孝則著 読了。
    光 (06/03)
  • ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全奇跡 前間孝則著 読了。
    深沢清 (06/03)
  • 農協は地域でなにができるか -大分大山町農協の実践- 矢幡治美 著 読了
    光 (05/05)
  • 農協は地域でなにができるか -大分大山町農協の実践- 矢幡治美 著 読了
    深沢清 (05/05)
にほんブログ村参加してます。
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
人生とは勇気 児玉清からあなたへラストメッセージ 児玉清著
児玉清さんのことを思い出して、過去に読んだこの本を今一度手にしてみました。
今日手に取ってみて、以下の児玉さんの文章に再び出会いました。
----
(151-152pより)
人間の生きている場所は心の中だ。そう思い始めたきっかけはいくつかあるが、
一つは一連の藤沢周平作品であった。そもそもの出逢いは直木賞受賞作品となった
「暗殺の年輪」(文藝春秋)であった。たしか昭和四十八年だったと記憶しているが、
これが直木賞受賞作品かと書店で求めて家に帰って読んだら、どうにも止まらなくなった。

主人公である馨之介の心情に物語の出だしから感情移入してしまい、
彼のさまざまなる想いとともに物語を熱く一気に駆け抜けてしまった僕は、
暫くの間、彼の行く末を思い、人生の苛酷さ、生きることの厳しさ、ままならぬ運命の苛酷さに
心を漂わせていたのだが、その中でふとあることに思いが至った。

それは、この作者の作品には、主人公がどんな境遇に落ちても、いや落とされても、
他人を恨んだり、詰ったり、誹ったりすることがないことに。
いや、すべては外に向かわずに内なる自分の心へと向かっていく。
自分の心を強く強くすることで苦境を耐える力をつけていく。

上命下服が絶対の掟である武家社会に生きる武士たちにとって、
生殺与奪の権利を握っているのは殿様であり、上士である。
どんな無体なことがあっても、それに従わなければ生きる道はない。
だがどんな仕打ちを受けようと、どんな苛酷な道を歩かされようと、
自分の心を奪われることだけは絶対に許さない。
心の中だけは誰にも侵されることのない自由な場所なのだ。

僕の勝手な解釈だとは思うが、”人間の生きている場所は各人の心の中なのだ。
だから心さえ大切にしっかりと自分で支えていれば、人生に怖いものは何もない。”
そんな想いを次第次第に心の中で育ててくれたのが、「暗殺の年輪」を皮切りに読んだ、
「蝉しぐれ」(文藝春秋、1988年)を含む一連の藤沢周平作品群だった。
----
(以下は最初に読了した際にブクレコに書いた文です。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 
「祈り」あなたはどれほどなされていますか?
そんな問いかけを児玉清さんに戴いたような気がします。

児玉清さんは、ご存知の通り、俳優、司会者として
テレビになくてはならない存在として、
惜しまれつつ一昨年この世を去りました。
児玉さんの書かれた文章を二冊読みましたが、
司会者姿からはあまり想像できない、
本当は感情をストレートに出す方であったようです。
だからこそ、役者として、司会者として常に
様々な葛藤を抱えていたことを文章に綴られています。
そんな彼を支えたのは、
海外の小説を中心とする読書だったそうです。
常に、組織に頼らず1人で仕事をされてきた児玉さんにとって、
小説の世界に自らを置くことが心の拠り所だったそうです。

私自身、そんな点があって
本を読んでいるのかもしれないなあと、
児玉さんのエピソードに妙に共感させられました。

以下第一章から引用です。
「クイズは人生と同じ。
そのときボタンを押せるか押せないか。
人生とは勇気、と、毎回思う。」

そう、アタック25からの教訓です。
無心であることが如何に大切かと
司会者としても追求されていたそうです。

私は、陽明学を学んでいますが、まさにこの要諦も、
色々な物事にとらわれない点を見出すことにあります。
物事が複雑になればなるほど、
情報が溢れれば溢れるほど、
大切なのは虚無の心なのかもしれません。(2013.1.13読了)
JUGEMテーマ:読書
読書 | 00:52 | comments(1) | - | - | - |
コメント
from: 深沢清   2014/09/03 9:59 AM
毎度よか文章のご紹介ありがとう。藤沢周平は、清川八郎の「回天の門」しか読んでないよ。あの平野國臣と熊本の玉名で会っています。
コメントする









 

(C) 2020 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.